開催概要


新潟にかつて人とともにあった潟「鎧潟」。

まだ辛うじて残る土地の人の記憶と残された写真などの記録を辿り映像化し
そのあり方を探るとともに、
イギリスの湿地帯ブローズを訪ねた野垣成恵氏、
水辺と人のあり方を長年模索してきた大熊孝新潟大学名誉教授(土木工学)にお話をいただき、
その後意見を交流する公開ディスカッションを行い、
新潟で「潟と人間が共存する条件」を探る「映像」×「トーク」の複合シンポジウムを開催します。

第一部 13:00 ~

映像『鎧潟の記憶』

詩『鎧潟』


映像:桾沢和典・桾沢厚子(ブリコール)
詩・朗読:国見修二氏(詩人)

干拓がなされ水田として姿を変えるまで、豊かな植生と生物の多様性で周辺の人々の生活を支え続けた「鎧潟」。失われつつある「潟とともにあった生活」の体験者の声を記録し、故石山与五栄門氏の残した写真記録をはじめとした残存する資料を映像化・上映します。 また、「鎧潟」周辺で生まれ育ち、詩集『鎧潟』を著した詩人国見修二氏をお招きし、映像と合わせた詩の朗読をしていただきます。

第二部 14:00 ~

講演『イギリス・ブローズにみる湿地と人との関係』

講演:野垣成恵氏(アーサー・ランサム・クラブ会員)

イギリスの国民的作家、アーサー・ランサムの『オオバンクラブ物語』の舞台となった豊かな湿地帯、ノーフォーク湖沼地方。ヨットの帆走技術を習うため、通称「ブローズ」と呼ばれるその地域を訪ねた野垣成恵さんに、イギリスの湿地帯と人との関係についてお話いただきます。

第三部 14:30 ~

講演『越後平野の特徴とかろうじて残された潟群』

講演 : 大熊孝氏(新潟大学名誉教授)

「江戸時代初期の越後平野は、砂丘で抑えられ、河口は信濃川と荒川の二つしかなく、かつ日本海は干満の差がなく、潟が無数に存在する低湿地帯であった。ここに18本もの放水路が造られ、強力な排水ポンプを数多く設置し、内水面の水位を海面下に設定し、大地の中に水の動きを起こさせ、湿地帯を干拓して穀倉地帯を作り上げてきた。ここには行き過ぎた開発も見られるが、かろうじて残された潟群には渡り鳥が飛来するとともに、市民の心の癒しとなる豊かな自然を提供している。さらに、近年では干拓された水田を潟に復元する事業が行われている。この様な状況から越後平野のラムサール条約登録の可能性を探り、今後の越後平野のあり方を考える」

第四部 15:00 ~

クロストーク『2050年における新潟の潟』

パネラー:大熊孝氏、国見修二氏、 中島榮一氏(潟東歴史民俗資料館館長)、野垣成恵氏

新潟の「潟」がどのようなものであったのか、また現在はどのような状況であるのか、他国の湿地帯ではどのような事例があるのかなど、多様なテーマを交わし、今後どんな新潟の「潟」の未来像があり得るのかを探ります。

協 賛

株式会社 アクアデザインアマノ

株式会社 重川材木店

デザインルーム アマノ

アクセス

会場 新潟県農業大学校 交流ホール

〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲 新潟県新潟市西蒲区巻甲12021

お問い合わせ

  •   info@bricole.jp